モンスターストーン – 第3章: 第4話

「お前の星は、我々の計画の一部だったに過ぎない。あの星も、この地球も、すべては新たな時代を築くための礎なのだ。」リデルは冷静な目でアウルムを見つめ続ける。「青い隕石の力を使い、星を支配し、新たな秩序を築く。それが我々の目的だ。そして、お前の星も、その犠牲になったのさ。」

「新たな秩序…?それが理由で、妾の星を…!?」アウルムの声は怒りで震えていた。「貴様らが隕石を操り、星を滅ぼしたのか…?」

リデルは笑みを浮かべて答えた。「そうだとも。そして、次はこの地球がその対象となる。」

その瞬間、アウルムの中で深い憤りが燃え上がった。彼女は力強く空中に浮かび上がり、手から金色の光を放出する。「許さぬ…!妾の星を滅ぼした貴様らを、絶対に許さぬ!」

慶太郎はアウルムの変化を感じ取り、彼女の感情に共鳴した。「アウルム、僕も君と共に戦う。君の過去を知ったからには、絶対に彼らを見逃すわけにはいかない!」

「慶太郎…」アウルムは彼の心の声を感じ、再び冷静さを取り戻した。「ありがとう、慶太郎。お主と共に戦えることが、妾には幸せだ。」

信也もまた、リデルの言葉に動揺しつつも、冷静さを保ちながら部隊に指示を出す。「全員、敵の目的が明らかになった。我々はこの地球を守るために、全力で戦うしかない!」

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