東京の下町、賑やかな人々とともに暮らす守(まもる)は、30歳の独身男性だ。
彼の趣味は、自宅でカレーを作ること。豊富なスパイスや食材を使い、毎回異なる味を追求するのが彼の楽しみだ。
だが、一つ気になることがある。それは彼には恋愛経験がないことだ。
「このままじゃ、いけない!」
そう思った守は、「カレーライス恋愛プロジェクト」を発足させる。
その名も「カレー教室」。
カレーの魅力を広めることで、多くの女性と出会おうと決意したのだ。
守のカレー教室の日、彼のアパートには、友人たちが集まる。
まずは、彼のスパイシーカレーを仲間たちと語り合いながら楽しむ。
だが、守は一番気になる参加者、桜(さくら)には話しかけられない。
彼女は明るい笑顔を持っており、いつも他の参加者と楽しそうに話している。
守はただ黙々とカレーを作り、彼女に対する気持ちを胸に秘めておくしかなかった。
カレー教室が進む中、数々のハプニングが待ち受けていた。
ある日のカレー教室、守はスパイスを入れすぎてしまう。
「うっ…!辛い!」
参加者全員が涙を流す中、守は頭を抱えた。
その様子には、思わず周囲も笑ってしまう。
女性たちは「これぞカレーの沼!」と笑い合い、教室は楽しい雰囲気に包まれる。
守は自分の失敗を面白おかしく話し、次第に場が和んでいく。
「カレーは時に、しっかりと振り回されるものなんだよ」と冗談を飛ばし、
彼のカレー愛が少しずつ他の人々にも伝わる。
その後の教室では、皆で競い合ってカレーのトッピングを考えることになった。
「俺は揚げナスのトッピングに挑戦するぞ!」
「私はチーズを入れる!」
参加者たちはそれぞれ自分のオリジナルカレーを作り、
守は嬉しそうに見守る。そして、
「桜の作るカレーはきっと美味しくなるだろう」と期待を込めて彼女の様子を見る。
しかし、守の口から言葉が出せたのはあまりにも簡単だったのか、
「俺のカレーも食べてみて!」という言葉が思わず出てしまった。
すると、参加者たちは笑いながら「どうだろう、守のカレーを食べる勇気はあるかしら?」
控えめで人見知りな守は、息を呑みながらも、桜の反応を待った。
その日、教室の最後には、皆でジャズを聴きながらカレーを囲む。
桜が、彼のカレーを一口取って。「美味しい!もっと知りたいな、守君のカレー。」
その言葉が、守の心を鷲掴みにした。
「本当に?それなら、次はデートしない?」
思わず言ってしまう守に、皆がスパイスを効かせた「イエス」と声を揃える。
こうして、カレー教室から始まった守の恋愛冒険が動き出す。
今後も続くカレー教室を通じて、守は少しずつ心を開いていく。
参加者たちとのやりとりの中で友情も育まれ、
時には桜を含めた女性陣とも冗談を交わす。
その中で、守は自らをもっと表現できるようになっていた。
さらに、教室が進むにつれて、桜との距離が少しずつ縮まっていく。
守は何度もデートの誘いを考えながら、自信を持って彼女に近づくのだ。
「カレーを通じて、俺たちの距離も縮まるかな?」と心配しつつも、
一歩踏み出す勇気はどこかにある。
ある日、授業が終わり、自宅まで桜を送ることになる。
「この出来栄えを見て、守君のカレーにどれだけの愛があるか分かったよ」と言われる。その言葉を聞いた時、彼の心臓はドキリと高鳴った。
「それなら、ぜひお礼をしなくちゃね。」
こうして守は桜との距離を縮め、ほのぼのとした甘い感情が、いつしか大きな愛へと変わっていく。
果たして、彼の「カレー愛」が実を結ぶ瞬間は、どのように訪れるのか?
笑いと友情、そしてカレーの魅力が描かれた、心温まる物語が進行中だ。
出会いや別れ、そしてすべてが運命として繋がっていると気づくきっかけとなり、守は新たな一歩を踏み出して行く。