エルダの守護者たち – 第二章『未知の地での生活』 後編

「リオ、この砦を見てごらん。ここを修復すれば、村を守るための強力な拠点になるはずだ。」

「確かに…でも、どうやって修復するの?」

「村のみんなで協力すればできるさ。まずは調査して、必要なものをリストアップしよう。」

リオはケンジの指示に従い、砦の中を詳しく調べ始めた。彼らは古い武器や防具、崩れかけた壁などを確認し、修復のために必要な資材や人手をリストにまとめた。

村に戻ると、ケンジは村の長老であるエルンに計画を説明した。

「エルンさん、この砦を修復すれば、村を守るための強力な拠点になると思います。皆さんの協力を得られないでしょうか?」

エルンはしばらく考え込んでから、頷いた。

「ケンジ、君の考えは素晴らしい。村の安全のために、皆で協力しよう。早速、村の者たちに伝えて準備を始めるとしよう。」

ケンジはエルンの協力を得て、村人たちと共に砦の修復作業を開始した。彼らは一丸となって働き、砦は次第にその昔の姿を取り戻していった。リオもまた、ケンジの指導の下で力を発揮し、村の若者たちと共に修復作業に参加した。

日々の作業が進む中、ケンジは村の周囲を警戒しながら巡回するようになった。ある日、彼は村の南側の森で奇妙な痕跡を見つけた。それは戦争の名残を示すものであり、明らかに人為的なものだった。

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