火山の心 – 第5章: 火山の心3

地震の揺れが次第に強くなり、洞窟内の溶岩の流れが増してきた。リサたちは一刻の猶予も許されない状況に追い込まれた。

「リサ、時間がない。早く計画を立ててくれ。」カルロスが焦りながら言った。

「エミリーが方法を見つけるまで、私たちは周囲の安全を確保しましょう。マーク、カルロス、手分けして警戒を続けて。」リサが指示を出した。

マークが頷き、「了解。エミリー、早くしてくれ。」と声をかけた。

エミリーが装置を操作し続ける中、リサは古代の記録を再度確認し、結晶を安全に取り出す方法を探った。「ここに何か手がかりがあるかもしれない…あったわ!この結晶を安定させるための儀式が記されている。」

「その儀式を今すぐ行える?」マークが尋ねた。

「時間がないけど、試してみるしかない。」リサが決意を込めて答えた。

リサは古代の儀式を開始し、エミリーが技術装置を使って結晶を安定させる作業を並行して進めた。カルロスとマークは洞窟の入り口付近で警戒を続け、溶岩の流れや崩れそうな岩からリサとエミリーを守った。

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