モンスターストーン – 第4章: 第3話

慶太郎とアウルムはすぐに部隊の会議室へ向かい、他のメンバーに情報を共有することにした。信也はアウルムの話を真剣に聞き、彼女の記憶の断片がもたらす新たな脅威について深く考え込んだ。

「つまり、これまでの隕石の落下や怪獣の出現は、すべてこの『上位存在』の仕業であるということか。」信也は腕を組みながら考え込んだ。「それも地球だけでなく、他の星々でも同様のことが起こっている…」

「そうじゃ、信也。」アウルムが応えた。「妾の星も同じように隕石によって滅ぼされた。地球も同じ運命を辿ろうとしておるかもしれぬ。」

「もしその通りなら、我々のこれまでの戦いは単なる序章に過ぎなかったということだ。」信也は鋭い目つきで言った。「これからは、もっと広い視野でこの戦いに臨まねばならない。」

「具体的にはどうするんだ?」慶太郎が尋ねた。

「まずは、隕石の落下地点や怪獣の出現パターンを徹底的に分析し、奴らの動きを先読みする。そして、この『上位存在』についての情報をさらに集める必要がある。」信也は冷静に答えた。

「妾も協力するぞ、信也。」アウルムは強い意志を込めて言った。「お主たちと共に、妾は自分の星を滅ぼした奴らを追い詰めたいのじゃ。」

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