部隊の作戦室では、緊迫した空気の中、次の戦いに向けた会議が行われていた。信也は巨大なホログラムマップを指し示しながら、新たな作戦の概要を説明していた。
「今回の作戦は、天野博士の協力を得て開発した新しい装置を使って、怪獣の動きを封じることが鍵となる。」信也は強い口調で続けた。「この装置の効果範囲内に怪獣を誘導し、その間に最大限の攻撃を加える。これが我々の勝機だ。」
「でも、その効果範囲に怪獣をどうやって誘導するんですか?」ラピスが疑問を投げかけた。
「それが君たちの役割だ、ラピス、スラ。」信也は二人に視線を向ける。「スラの高速移動で怪獣の注意を引き、ラピスがエネルギー吸収スキルで怪獣の動きを制限する。これで怪獣を装置の範囲に誘導することができるはずだ。」
「分かりました!私たちが引きつけ役になるんですね。」スラは自信に満ちた笑顔で応えた。