モンスターストーン – 最終章: 第3話

ラピスが首をかしげて問いかける。「どうしてですか?怪獣はもう現れないんですよね?」

「それはそうだが…」慶太郎は少し考え込んでから言った。「まだ、隕石の背後にいる『上位存在』の謎が解けていないんだ。」

「上位存在…」スラが繰り返すように言葉を呟く。「アウルム様が話していた、その存在ですか?」

慶太郎は頷き、続けて言った。「そうだ。隕石が止まったとはいえ、それが永遠に続く保証はない。この脅威が再び地球を襲う可能性もある。」

天野博士も同意し、真剣な顔で言った。「確かに、我々が隕石のエネルギーを封じ込めたのは一時的な対策に過ぎない。このエネルギーの源がどこから来たのか、誰が操っているのか、それを解明しない限り、根本的な解決にはならない。」

部隊は一旦解散し、それぞれの生活に戻る準備を始めた。多くのメンバーが家族や友人と再会し、平和な日常を取り戻すことを楽しんでいた。しかし、慶太郎の心にはまだ引っかかるものがあった。彼は、アウルムが消えた後も、地球の平和を守る使命がまだ終わっていないと感じていた。

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