リオは戦いの後、村の惨状を見渡しながら深く考え込んでいた。エレメンタルの力を手に入れたものの、それを完全に制御できないことで村に大きな被害をもたらしてしまったことに責任を感じていた。
「リオ、大丈夫?」カイが心配そうに声をかけた。
「ああ、カイ。もっと強くならなきゃ、この村を守れないんだ」とリオは力なく答えた。
「私たちも一緒に行くわ。リオだけに任せておけないもの」とミアが優しく言った。
リオは深く息を吸い込み、祖父母の元へ向かった。祖父母は家の修復作業をしている最中だった。リオは二人に自分の決意を伝えることを決心した。
「おじいちゃん、おばあちゃん、話があるんだ」とリオは真剣な表情で言った。
「どうしたんだい、リオ?」祖父が作業の手を止めて尋ねた。
「僕、この村を守るためにもっと強くなる必要があるんだ。だから、旅に出てエレメンタルの力を制御する方法を学びたい。必ず戻ってくるから」とリオは真剣に話した。