「やっぱり、この森は普通じゃないね」とミアが同意した。
三人はさらに奥へと進んでいった。途中で出会った動物たちや美しい風景に心を奪われながらも、彼らの目的は変わらなかった。賢者を見つけ、エレメンタルの力を制御する方法を学ぶことが重要だった。
「もう少し進んでみよう。この先に何かあるかもしれない」とリオが提案した。
しばらく進むと、突然の風が彼らを取り巻いた。その風はただの自然現象とは思えないほど強力で、何か特別な力を感じさせた。
「この風、一体…」リオが呟いた。
その時、木々の間から一人の人物が現れた。長い耳と鋭い目を持つエルフの弓使いだった。彼女は弓を構え、警戒心を隠さない表情で三人を見つめていた。
「何者だ?ここは私たちの領域だ。勝手に入ってくるな」とエルフの弓使いが警告した。
「私たちは敵じゃない。エレメンタルの力を学ぶためにここに来たんだ」とリオが説明した。

















