第1章:前編|中編|後編 第2章:前編|中編|後編 第3章:前編|中編|後編
リオたちはサンダーマウンテンに向かって険しい山道を進んでいた。サンダーマウンテンはその名の通り、雲を突き抜けるように高くそびえ立つ壮大な山であり、その険しい地形は多くの冒険者を阻む難所だった。
「この山、本当に壮大だね。でも、気をつけて進まなきゃ」とリオが前を見据えながら言った。
「そうだね。道は狭くて危険だけど、僕たちなら乗り越えられる」とカイが応じた。
「でも、この景色は本当に美しいわ。神秘的な雰囲気が漂っている」とミアが感嘆の声を漏らした。
「サンダーマウンテンには古代の賢者が住んでいるって聞いたけど、本当にいるのかな?」エリスが興味深そうに尋ねた。
「賢者に会えれば、エレメンタルの力をもっと深く理解できるはずだ」とリオが答えた。
リオたちは慎重に山道を進み、ついに山頂近くにある古代の賢者が住むという洞窟にたどり着いた。洞窟の入口には古代の魔法の印が刻まれており、強力な魔法の結界が張られていることが感じられた。
「ここが賢者の洞窟か…強力な魔法の力が感じられるね」とリオが呟いた。
「気をつけて進もう。何が待ち受けているかわからないから」とカイが警戒を促した。