ゆるふわお花畑の冒険

ある晴れた日のこと、元気いっぱいでお花が大好きな女の子、ひかりがいました。ひかりは毎日お花畑で遊ぶのが大好きで、特に色とりどりの花々を見ながら、その香りに包まれることが最高の幸せでした。彼女はいつも「何も気にしない!」という carefree な性格で、笑顔を絶やさず、周りの皆を元気にする存在だったのです。

その日も、ひかりはお花畑に行きました。陽射しがほどよく、心地よい風が吹いていました。ひかりは小さな白い花を摘むと、その花を髪に飾り、歌いながらお花の間を走り回りました。「見て! 今日はたくさんのお花が咲いてる!」ひかりは嬉しそうに叫び、色とりどりの花々を眺めながら、思わず踊り出しました。

すると、ふとした瞬間に、ひかりの目に留まったのは、見たこともない美しい花でした。虹色に輝くその花は、まるで夢の中に出てくるような、不思議な存在感を放っていました。「うわぁ! なんて素敵なんだろう!」ひかりは心を奪われ、思わず近づいてしまいました。

その花は、ちょっと不思議なことをする花だったのです。ひかりが近づくと、花がゆらゆらと揺れて、何とふわふわと空へ舞い上がるではありませんか!“あれ? どうしよう!”とひかりはドキドキしながらその花を追いかけましたが、彼女自身も知らぬ間に空中へ飛び込んでしまったのです。

飛び込んだ先は、明るくて柔らかな空色の世界。雲の上に住む笑顔の雲たちが待っていて、驚いたひかりを見てクスクス笑っています。「こんにちは! わたしたちは雲の仲間だよ!君は誰?」ひかりはドキドキしながらも、思わずニコニコして、「こんにちは! ひかりって言います! お花畑から来たの!」と答えました。

雲たちは嬉しそうに「お花畑かぁ、いいなぁ!私たちも遊びたい!」と言いました。こうしてひかりは、雲たちと一緒に不思議な空の冒険を始めることにしました。最初は雲の上でお空の運動会をしました。雲たちがひかりをふわふわと持ち上げ、スカイダンスをしたり、空に描く輪を作ったりして、笑顔が絶えませんでした。

そして次に、風に乗って遊ぶキラキラの星たちが近づいてきました。「やあ、ひかりさん!僕たちも遊びたい!」と星たちが声をかけてきました。ひかりは目を輝かせ、「星たちとお手紙を書くのも楽しいかも!」と言いました。

そこで、ひかりと星たちは、自分の願いを込めたお手紙を書き、星の光の中に投げ入れました。「お願い、星から素敵なことが起こりますように!」とひかりが願うと、星たちもそれに応えて、明るい光を放ちました。空全体がカラフルに輝き、ひかりは感動しました。「みんなと一緒にいると楽しい!」

しかし、だんだんとひかりは地面が恋しくなってきました。空の世界も素敵だけれど、お花たちと過ごす地面の時間も大切だと、心の奥で感じていたのです。ちょうどそのとき、ひかりの元気な笑い声が空に響き渡ると、雲たちが「それなら、またお花畑に戻ろう!」と言ってくれました。

ひかりは嬉しくてたまりませんでした。彼女は笑顔で「うん、ありがとう!」と答えました。すると、雲たちが彼女をふわっと乗せて、一緒に空からゆっくり降りていきました。

地面に戻ると、ひかりはびっくりしました。「あの花! まだ咲いている!」彼女が見つけた虹色のひかりの花も、ちゃんとそのままでした。ひかりはお花畑での冒険を思い出しながら、その花に優しく触れました。「毎日遊びに来るからね!あなたとまた楽しい時間を過ごすから!」

その後の毎日、ひかりはお花たちと歌を歌ったり、友達と遊んだりしながら過ごしました。新しい冒険が待っている、そんなワクワクした毎日が続きました。

再びお空を飛んだり、星たちとお手紙を書いたりすることはないかもしれないけれど、ひかりの心の中には無限の世界が広がっていたのです。これからも、ひかりとお花たちは新しい冒険を待ち続けるのでした。

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