序章: 1 2 3 第1章: 1 2 3 4 第2章: 1 2 3 4 第3章: 1 2 3
リサたちは火山内部を慎重に進み、ついに広間にたどり着いた。広間は広大で、古代文明の遺産が至る所に残されていた。巨大な石柱が天井を支え、壁には精巧な彫刻や古代文字が刻まれていた。床には古代の道具や儀式に使われたと思われる遺物が散らばっていた。
「ここが火山の心に繋がる重要な場所に違いない。」リサが興奮気味に言った。
「本当に壮観だ。まるで古代の神殿にいるようだ。」マークが同意した。
エミリーが技術装置を取り出し、広間の壁をスキャンし始めた。「これらの文字やシンボルを解析してみるわ。きっと何か手がかりがあるはず。」
リサは壁に刻まれた古代文字を読み解きながら、エミリーの作業を見守った。「この文字は…古代の儀式について書かれているわ。『火と水の交わる場所に、生命の源が現れる』とある。」
「それが何を意味しているのか、もっと詳しく調べてみよう。」カルロスが興味深げに言った。