エレメンタルの紋章 – 第1章 前編

リオも好奇心に駆られて、慎重に神殿の中へ足を踏み入れた。内部は薄暗く、壁には古代の文字や絵が描かれていた。三人はそれを興味深く見つめながら、さらに奥へと進んでいった。

「見て!あれ、何かあるよ」とカイが指差した先には、古い石の台座があった。その上には、美しく輝くエレメンタルの紋章が置かれていた。

「これは…何だろう?」リオが近づいて、その紋章を手に取ろうとした瞬間、突如として強烈なエネルギーが放出された。リオはその場に倒れ、一時的に意識を失った。

「リオ!」カイとミアは驚き、リオに駆け寄った。

リオが目を覚ました時、彼は自分の手の中に紋章があることに気づいた。紋章は淡い光を放ち、リオの手に温かい感触を伝えていた。

「リオ、大丈夫?」ミアが心配そうに尋ねた。

「ああ、大丈夫だ。でも、この紋章…何か特別な力を持っている気がする」とリオは答えた。

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