星屑ワルツ ─静寂を破る心拍─: 第2章 後編 X Facebook はてブ LINE コピー 2025/09/03 今、彼は都市の器として歩いている。だがその瞳には、まだ燻るものがあった。 遥斗は悟った。 俺だけじゃない。真白も、烈司も、誰もが奥底に眠る“自分”を抱えている。 ならば——呼び覚ませる。 過去の記憶、悔恨、笑顔。 それらは無駄であり、非効率であり、だからこそ人間を人間たらしめるものだ。 「君は器。器は選ばない」 オルフェウスが告げる。 遥斗は胸の奥で答えた。 ——なら、俺は選ぶ。無駄でも、間違いでも。 意識を燃やし、心拍を半拍遅らせながら。 それが、静けさを破る最初の反乱だった。 序章 第1章:前編|後編 第2章:前編|後編 前へ 123