モンスターストーン – 第6章: 第2話

「隕石がこれまでのものよりも大きいなら、出てくる怪獣も桁外れの強さになるでしょう。」慶太郎は考え込みながら答えた。「でも、僕たちにはアウルムがいる。彼女の力を最大限に活用すれば、何とかなるはずです。」

アウルムは黙ってその場に立っていたが、彼女の顔には不安の色が浮かんでいた。「妾の星を滅ぼしたのも、同じような隕石だった…」彼女は小声で呟いた。

「何か気になることがあるのか、アウルム?」慶太郎が心配そうに尋ねた。

「うむ、この隕石は…妾の故郷を滅ぼしたものと同じ種類じゃ。」アウルムは声を震わせた。「もしも、同じ力を持つ怪獣が現れるならば、それは非常に危険な存在となろう。」

「それでも、僕たちは立ち向かうしかない。」慶太郎は決意を固めた表情で言った。「アウルム、君の力を貸してくれ。」

「もちろんじゃ、慶太郎。」アウルムは少し微笑んだ。「妾もお主たちと共に戦うことを誓う。」

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