モンスターストーン – 第6章: 第2話

その怪獣は、複数の強力なスキルを同時に発動し、周囲の防御線を一瞬で粉砕した。部隊は全力で応戦したが、その圧倒的な力に次々と後退を余儀なくされた。

「これは…まずい…」慶太郎は息を切らしながら、アウルムに問いかける。「アウルム、何か策はあるか?」

「一つだけ試してみることがある。」アウルムが真剣な表情で答える。「妾の金の力を使って、怪獣を一時的に封じ込める。だが、その代償は大きいかもしれぬ。」

「分かった。やってみよう。」慶太郎は強く頷いた。「僕もできる限りのことをする。」

アウルムは集中して金の力を解放し、光の波動が怪獣を包み込んでいった。巨大な金色のバリアが怪獣を取り囲み、その動きを封じ込める。しかし、その瞬間、アウルムの顔が苦痛に歪む。

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