エレメンタルの紋章 – 第2章 後編

「リオ、頑張って!」ミアが励ました。

リオは金床に手をかざし、地のエレメントの力を使ってそれを動かそうと試みた。しかし、最初はうまくいかず、何度も失敗してしまった。

「もっと集中しろ。地のエレメントはお前の意志に応じるはずだ」とトールが助言した。

リオは再び集中し、地のエレメントの流れに身を委ねた。すると、金床がゆっくりと動き始めた。リオはその動きを制御し、次第に金床を自在に操ることができるようになった。

「やった、リオ!」カイが歓声を上げた。

「まだだ、次の試練はもっと難しいぞ」とトールが冷静に言った。

次の試練は、地のエレメントの力を使って新たな武器を鍛造することだった。リオはトールの指導を受けながら、地のエレメントの力を金属に注ぎ込んでいった。

「この武器にはエレメンタルの力を増幅させる特別な技術が使われている。お前がそれを使いこなせるかどうか、試してみろ」とトールが言った。

リオは地のエレメントの力を使い、金属を熱し、形を整えていった。彼の手の中で、金属は次第に美しい剣へと変わっていった。

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