「この塔には、この世界の歴史や知識、伝説や秘密が詰まっている。」アレイアスは語り始めた。「ルナヴィアの町にも、古くから伝わる伝説がある。それは、神獣使いと神獣が一緒になって、大いなる試練を乗り越えるというものだ。」
美穂は興味津々でアレイアスの話を聞き入れた。そして、彼女はその試練に挑戦する決意を固めた。
「その試練とは、町の地下深くにある迷宮を攻略するというものだ。」アレイアスは深刻な表情で語った。「その迷宮には、数多くの罠やモンスターが待ち構えている。しかし、その先には大いなる力が宿るアイテムが隠されていると言われている。」
美穂はカエデと目を合わせ、彼女の決意を伝えると、二人は迷宮の入り口へと向かった。
迷宮は暗く、複雑な迷路のようになっていた。美穂たちは、数々の罠やモンスターと戦いながら、目的地を目指して進んでいった。カエデの能力や、美穂が新たに手に入れたアイテムも大いに役立った。
やがて、彼らは迷宮の最深部に到達した。その部屋の中央には、光り輝く宝石が置かれていた。
「これが、伝説に語られるアイテム…！」美穂は感動の声をあげた。
しかし、その瞬間、部屋の入り口が閉じられ、彼らの前には巨大なモンスターが現れた。それは迷宮の守護者で、アイテムを手に入れるためには、彼を倒さなければならないのだ。
モンスターは巨大なドラゴンのような姿をしており、その眼からは獰猛さと共にどこか哀愁を感じさせる光が放たれていた。部屋の中は、彼の鳴き声とともに圧迫感で満たされていた。
