モンスターストーン – 第6章: 第2話

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部隊の司令室には緊迫した空気が漂っていた。巨大なスクリーンには、地球に接近する巨大な青い隕石の映像が映し出されていた。解析班からの報告が続く中、信也は深刻な表情でその情報を見つめていた。

「今回の隕石は、これまでのものとは規模が全く異なる。」解析班のリーダーが説明を始めた。「質量も大きく、エネルギー反応も極めて強力です。落下地点の予測も難しく、どこに落ちても甚大な被害が予想されます。」

「つまり、この隕石から現れる怪獣は、これまでにない規模と力を持つ可能性が高いということか…」信也は重々しい声で言った。

「その通りです。」リーダーは頷く。「私たちは全力で落下地点を特定し、防衛準備を進める必要があります。」

「慶太郎、どう思う?」信也が横に立つ慶太郎に尋ねた。