リオたちはサンダーマウンテンへ向かう途中、険しい山道を進んでいた。森を抜けた先には高い山々が連なり、その中を進む道は決して平坦ではなかった。しかし、リオたちはその困難に屈することなく前へと進み続けた。
「この道、本当に険しいね。でも、もう少しでサンダーマウンテンにたどり着くはずだよ」とカイが息を切らしながら言った。
「うん、でも気を抜かずに進もう。まだ何が待ち受けているかわからないからね」とリオが答えた。
突然、道の先から大きな音が聞こえてきた。まるで金属を打つ音のようだった。
「何の音だろう?」ミアが不思議そうに尋ねた。
「もしかして、鍛冶場の音かもしれない。見に行ってみよう」とリオが提案した。
リオたちは音のする方へ向かって進んでいった。やがて、山の中腹にある鍛冶場にたどり着いた。そこでは、頑丈な体格をしたドワーフの鍛冶師が熱心に仕事をしていた。
「こんにちは!」リオが声をかけた。
ドワーフの鍛冶師は一瞬驚いた様子を見せたが、すぐに手を止めてリオたちの方を向いた。「お前たちは何者だ?ここで何をしている?」