エレメンタルの紋章 – 第2章 後編

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リオたちはサンダーマウンテンへ向かう途中、険しい山道を進んでいた。森を抜けた先には高い山々が連なり、その中を進む道は決して平坦ではなかった。しかし、リオたちはその困難に屈することなく前へと進み続けた。

「この道、本当に険しいね。でも、もう少しでサンダーマウンテンにたどり着くはずだよ」とカイが息を切らしながら言った。

「うん、でも気を抜かずに進もう。まだ何が待ち受けているかわからないからね」とリオが答えた。

突然、道の先から大きな音が聞こえてきた。まるで金属を打つ音のようだった。

「何の音だろう?」ミアが不思議そうに尋ねた。

「もしかして、鍛冶場の音かもしれない。見に行ってみよう」とリオが提案した。

リオたちは音のする方へ向かって進んでいった。やがて、山の中腹にある鍛冶場にたどり着いた。そこでは、頑丈な体格をしたドワーフの鍛冶師が熱心に仕事をしていた。

「こんにちは!」リオが声をかけた。

ドワーフの鍛冶師は一瞬驚いた様子を見せたが、すぐに手を止めてリオたちの方を向いた。「お前たちは何者だ?ここで何をしている?」