神獣の力、少女の勇気:異世界で花開く絆 – 第5章

闘いは激しさを増していった。美穂とカエデ、そして彼らと共に戦う神獣たちは魔物の強大な力の前に疲れ果てていた。しかし、彼らの絆は決して揺らぐことはなかった。

「カエデ、私たちの力、絆を最大限に引き出そう!」美穂の声は風に乗り、遠くへ響いていった。

カエデは美穂の眼差しを捉え、うなずいた。「分かった、一緒に最後の技を放とう!」

二人は中央に集まり、手を合わせた。その瞬間、彼らの身体から眩い光が放たれ、空全体が明るく照らされた。神獣たちもその光に引き寄せられるように二人の周りを取り囲んだ。

「これが私たちの絆の力だ!」美穂が叫んだ。

光の中から、四つの神獣が現れ、その力を一つに結集させた。美穂とカエデが放つ光は、魔物の黒いオーラを打ち消すほどの強さで、一気に魔物へと突進した。

「この力、何だ……!」魔物が叫びながらも、その光の前には何も出来ず、次第に消えていった。

光が収まり、美穂とカエデは地面に膝をついた。彼らの周りは静寂となり、山の頂上は再び平和な雰囲気に包まれた。

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