小説家の私が異世界に転生したら、自分の作品の神様になっていた!?~運命を支配する力を持つ私と、冷たい英雄の危険な関係~

私はその小説を高校生の時に書いた。

ファンタジー小説だった。『エルディアの英雄』というタイトルだった。

その小説では、エルディア王国は隣国のザルダン帝国に侵略される。

そして、幼なじみの少女は奴隷として売られてしまう。

私はその小説をネットに投稿していたが、あまり評判にならなかった。大学進学後に執筆をやめてしまった。

私は自分の小説の展開を変えることができるのか、それとも運命に従うしかないのか悩んだ。

私は幼なじみの少女を守りたかった。

私はこの世界を変えたかった。

でも、私には何もできなかった。私はただの農家の息子だった。

そんなある日、私は自分が書いた小説の主人公であるエルディア王国の英雄レオンと出会った。

レオンはザルダン帝国に対抗する反乱軍のリーダーだった。彼は強くて勇敢で正義感が強い人物だと思っていた。

でも、実際に会ってみると、彼は冷酷で残忍で自分勝手な性格だった。

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