彼はザルダン帝国を倒すことしか考えておらず、そのためなら何でもするという姿勢だった。
レオンは私に協力を求めてきた。
彼は私がこの世界に詳しいことに気づいていたからだ。
彼は私がこの世界の神秘や歴史や地理や文化や政治や経済や戦略や魔法や技術や伝説や秘密や謎や陰謀や恋愛や友情や裏切りや復讐や救済や破滅や救世主や悪魔や天使や神々や魔物や人間や非人間などなど、すべてを知っていると思っていたからだ。
でも、それは違った。
私はただの小説家だった。
私が知っていることはすべて自分で考えたことだった。
それが本当にこの世界に当てはまるかどうかわからなかった。
それでも、レオンは私を信じてくれた。彼は私を仲間として扱ってくれた。
私はレオンと協力するべきか、それとも反発するべきか迷った。
私はレオンのやり方に疑問を感じた。


















